CIM_Account は SecurityService (セキュリティ サービス) が管理対象の ID および特権を追跡するために保持する情報です Account の一般的な例として UNIX /etc/passwd ファイル内のエントリが挙げられます ...

CIM_Account は、SecurityService (セキュリティ サービス) が管理対象の ID および特権を追跡するために保持する情報です。Account の一般的な例として、UNIX /etc/passwd ファイル内のエントリが挙げられます。各種のセキュリティ サービスで、これらのエントリのさまざまな情報が使用されます。たとえば、/bin/login プログラムは、ユーザー認証のために、アカウント名 ('root') およびハッシュされたパスワードを使用します。また、ファイル サービスは、UserID フィールド ('0') および GroupID フィールド ('0') を使用して、所有権を記録し、ファイル システム内のファイルに対するアクセス制御特権を判別します。このクラスは、利用頻度の高い LDAP 属性群を統合し、この情報を LDAP でアクセス可能なディレクトリから実装が簡単に派生できるようにする目的で定義されます。

Account のセマンティクスは、CIM_Identity クラスのセマンティクスと重複しています。ただし、Account のさまざまな側面 (System との特定の関係など) は重要であり、広く実装されています。このため、CIM スキーマ内で Account クラスを非推奨クラスにする代わりに、Account クラスと Identity クラスが LogicalIdentity のサブクラス (AccountIdentity) を使用して関連付けられています。Account が認証されると、対応する Identity の TrustEstablished ブール値が TRUE に設定されます。これにより、Identity クラスを認証目的で定義されているとおりに使用できます。