Team Foundation Server アプリケーション層の Lab Management の構成と チーム プロジェクト コレクションの System Center Virtual Machine Manager (VMM) ホスト ...

Team Foundation Server アプリケーション層の Lab Management の構成と、
チーム プロジェクト コレクションの System Center Virtual Machine Manager 
(VMM) ホスト グループおよびライブラリ共有の割り当ての管理を行います。
対象とする Lab Management のオブジェクトまたは操作を指定するには、/settings、
/libraryShare、hostGroup、/dns、または /delete の各オプションを使用します。
必須および省略可能な構文については、下のオプションの説明を参照してください。
        
    TfsConfig lab /settings      Lab Management で使用する System Center 
                                 Virtual Machine Manager (VMM) と、仮想
                                 マシンで使用するネットワークの場所を
                                 割り当てます。オプションとして、ネットワーク
                                 分離環境を作成できます。
    TfsConfig lab /libraryShare  チーム プロジェクト コレクション内のすべての
                                 ライブラリ共有または指定されたライブラリ共有
                                 を追加、削除、または変更します。
    TfsConfig lab /hostGroup     チーム プロジェクト コレクション内のすべての
                                 ホスト グループまたは指定されたホスト
                                 グループを追加、削除、または変更します。
    TfsConfig lab /dns           TFS で作成された、指定された DNS レコードを
                                 追加または削除します。
    TfsConfig lab /delete        指定されたチーム プロジェクト コレクション
                                 内のすべてのラボ オブジェクトを削除します。

    TfsConfig lab /settings  
                    [[/scvmmservername:]
                    [/networklocation:<ネットワークの場所>]
                     [/ipblock:<ネットワークの分離の
                                          IP アドレスの範囲>
                    [/dnssuffix:<ネットワークの分離の
                                        DNS サフィックス>]
                    [/labUrl:<ラボ管理ビルド エージェントが使用する
                                  Team Foundation Server の URL>]
                     [/noprompt]]
                    [/list]
    TfsConfig lab /libraryShare /collectionName:<チーム プロジェクト
                                              コレクション名>
                <[/add /scvmmLibraryShare: 
                        /name:<名前> 
                        [/autoprovision:{True|False}]]
                    [/delete /name:<名前> 
                        [/noprompt]]
                    [/edit /name:<名前> 
                        [/autoprovision :{True|False}] 
                        [/noprompt]]
                    [/list] 
                    [/listscvmmlibraryshares]>                          
    TfsConfig lab /hostGroup /collectionName:<コレクション名>
                <[/add /scvmmhostgroup: 
                        /name:<名前> 
                        [/labenvironmentplacementpolicy: 
                                  {Conservative|Aggressive}]
                        [/dnssuffix:<ネットワークの分離の
                                      DNS サフィックス>]
                        [/autoprovision:{True|False}]]
                    [/delete /name:<名前> 
                        [/noprompt]]
                    [/edit /name:<ホスト グループ名> 
                      [/autoprovision:{True|False}] 
                      [/labenvironmentplacementpolicy: 
                                  {Conservative|aggressive}]
                      [/dnssuffix:<ネットワークの分離の
                                        DNS サフィックス>]
                    [/noprompt]]
                    [/list] 
                    [/listscvmmhostgroups]>
    TfsConfig lab /delete /collectionName:<コレクション名> 
                    [/external] [/noprompt]
    TfsConfig lab /dns /add|/delete|/list /name: 
                                          /ip:
    TfsConfig lab /dns /add|/delete|/list 
                    [/collectionName:<コレクション名> 
                    [/teamProject:<プロジェクト名> 
                    [/labenvironment:<ラボ環境の URI>]]]

説明:-
/settings
    /settings オプションは、Lab Management で使用する System Center 
    Virtual Machine Manager (VMM) と、仮想マシンで使用するネットワーク
    の場所を指定します。他のオプションを使用すると、ネットワークの分離
    を構成できます。ネットワークの分離を使用すると、ネットワークの競合
    を引き起こすことなく、ラボ環境の複数のコピーを同時に実行できます。
    たとえば、コンピューター名やドメイン ネーム システム (DNS) 登録の
    競合を避けることができます。
    
    /settings オプションは、次のオプションと一緒に使用します。
        /scvmmServerName:
            省略可能。Team Foundation Server (TFS) で仮想マシンを
            管理するために使用する System Center Virtual Machine 
            Manager (VMM) サーバーの名前を指定します。TFS が VMM 
            と通信できるようにするためには、TFS の実行に使用される
            アカウントを VMM の Administrator ロールに追加する必要
            があります。
        /networkLocation:<ネットワークの場所> 
            省略可能。ラボ ネットワーク内のすべてのホストで利用可能な
            ネットワークの場所を指定します。Lab Management によって
            プロビジョニングされた仮想マシンは、配置されるときに、指定
            したネットワークの場所に接続されます。ホスト上で利用可能な
            ネットワークの場所は、VMM 管理コンソールを使用して確認でき
            ます。
        コマンド ラインから Lab Management をセットアップするには、
        /scvmmServerName と /networkLocation の両方のオプションを指定する
        必要があります。これらの 2 つのオプションは、同じコマンド ラインで
        指定することも、別々のコマンド ラインで指定することもできます。
        
        /ipBlock:<ネットワークの分離に割り当てられる IP アドレスの範囲>
            省略可能。分離されたネットワークの作成時に、環境内の仮想
            マシンに割り当てられる IP アドレスの範囲を指定します。
            これらの IP アドレスは仮想マシン間の内部ルーティングのみに
            使用され、環境の境界を越えて公開されることはないため、
            パブリック ネットワークで使用されていない任意の IP 範囲を
            指定できます。
        /dnsSuffix:<ネットワークの分離の DNS サフィックス>
            省略可能。仮想環境用の分離されたネットワークで、仮想
            マシンの名前を登録するために使用される DNS サフィックス
            を指定します。DNS 階層でサフィックスが正しく構成されて
            いることを確認するには、ネットワーク管理者に問い合わせて
            ください。
        ネットワークの分離をコマンド ラインから構成するには、
        /ipBlock と /dnsSuffix の両方のオプションを指定する必要があります。
        これらの 2 つのオプションは、同じコマンド ラインで指定することも、
        別々のコマンド ラインで指定することもできます。
        
        /labUrl:<ラボ管理ビルド エージェントが使用する Team Foundation Server
            の URL>
            省略可能。Lab Management によって自動構成されたビルド エージェント
            で使用する Team Foundation Server の URL を指定します。
            仮想マシンが Team Foundation Server を実行しているサーバーと同じド
            メイン上にない場合の通信の問題を回避するために、この URL には完全
            修飾ドメイン名 (FQDN) を使用することをお勧めします。この URL の
            既定値は 'NotificationUrl' を FQDN 形式に変換したものです。

        コマンド ラインから labUrl の既定値を復元するには、labUrl に空の
        値を指定します。チーム プロジェクト コレクションの labUrl を
        オーバーライドするには、collectionName パラメーターを指定します。

/libraryShare
    /libraryShare オプションは、チーム プロジェクト コレクションのライブラリ
    共有を管理します。/libraryShare オプションを使用すると、ライブラリ共有を
    チーム プロジェクト コレクションに割り当てたり、割り当てを削除したり、
    ライブラリ共有の Lab Management プロパティを変更したりできます。

    /libraryShare オプションは、コマンド ラインで /Add、/Delete、/Edit、
    /List、/ListScvmmLibraryShares のいずれかのオプションと一緒に使用します。
    オプションによっては、追加のオプションを指定する必要があります。
        /Add
            指定されたライブラリ共有をチーム プロジェクト コレクションに
            追加します。Add は、/collectionName、/scvmmLibraryShare、および
            /name の各オプションと一緒に指定する必要があります。
        /Delete
            指定されたライブラリ共有をチーム プロジェクト コレクションから
            削除します。/Delete は、/collectionName オプションおよび /name 
            オプションと一緒に指定する必要があります。
        /Edit
            ライブラリ共有の AutoProvision プロパティを設定またはクリアします。
            /Edit は、/collectionName オプションおよび /name オプションと
            一緒に指定する必要があります。
        /List
            指定されたチーム プロジェクト コレクションに割り当てられている
            すべてのライブラリ共有の一覧を表示します。
        /ListSCVMMLibraryShares
            Virtual Machine Manager で利用できるすべてのライブラリ共有の
            一覧を表示します。 
        /collectionName:<チーム プロジェクト コレクション名>
            必須。アプリケーション層の Team Foundation Server にあるチーム 
            プロジェクト コレクションの名前を指定します。
        /name:<ライブラリ共有名>
            /Add、/Edit、および /Delete の場合に必須。チーム プロジェクト 
            コレクション内のライブラリ共有の名前を指定します。
        /scvmmLibraryShare:
            /Add の場合に必須。VMM 共有の完全修飾ドメイン名 (FQDN) を
            指定します。FDQN パスは、VMM 管理コンソールを使用して取得
            できます。
        /autoProvision:{True|False}
            /Add の場合は省略可能、/Edit の場合は必須。コレクション内の各チーム
            プロジェクトにライブラリ共有を自動的に割り当てるかどうかを指定
            します。既定では、/autoProvision は true に設定され、
            コレクション内のチーム プロジェクトにライブラリ共有が自動的に
            割り当てられます。
            メモ: /autoProvision オプションは既存のチーム プロジェクトに影響
            します。
        /noPrompt
            /Add、/Edit、または /Delete の場合は省略可能。指定された場合、
            進行状況と結果データをコマンド ウィンドウに表示しません。

/hostGroup
    /hostGroup オプションは、チーム プロジェクト コレクションのホスト グループ
    を管理するために使用します。/hostGroup オプションを使用すると、ホスト 
    グループをチーム プロジェクト コレクションに割り当てたり、割り当てを削除
    したり、ホスト グループの Lab Management プロパティを変更したりできます。
    /hostGroup オプションは、コマンド ラインで /Add、/Delete、/Edit、/List、
    /ListVmmHostGroups のいずれかのオプションと一緒に使用します。オプションに
    よっては、追加のオプションを指定する必要があります。
        /Add
            指定されたホスト グループをチーム プロジェクト コレクションに
            追加します。/Add は、/collectionName、/scvmmHostGroupPath、
            および /name の各オプションと一緒に指定する必要があります。
        /Delete
            指定されたホスト グループをチーム プロジェクト コレクションから
            削除します。/Delete は、/collectionName オプションおよび /name
            オプションと一緒に指定する必要があります。
        /Edit
            ホスト グループの AutoProvision プロパティと 
            LabEnvironmentPlacementPolicy プロパティの一方または両方を変更
            します。/Edit は、/collectionName オプションおよび /name 
            オプションと一緒に指定する必要があります。
        /List
            指定されたチーム プロジェクト コレクションに割り当てられている
            すべてのホスト グループの一覧を表示します。
        /ListVmmHostGroups
            Virtual Machine Manager で利用できるすべてのホスト グループの
            一覧を表示します。
        /collectionName:<チーム プロジェクト コレクション名>
            必須。アプリケーション層の Team Foundation Server にあるチーム 
            プロジェクト コレクションの名前を指定します。
        /scvmmHostGroup:
            /Add の場合に必須。VMM ホスト グループの完全修飾ドメイン名 
            (FDQN) を指定します。FQDN パスは、VMM 管理コンソールを使用して
            確認できます。
        /name:<ホスト グループ名>
            /Add の場合に必須。チーム プロジェクト コレクション内のホスト 
            グループの名前を指定します。
        /autoProvision{True|False}
            /Add または /Edit の場合は省略可能。コレクション内の各チーム 
            プロジェクトにホスト グループを自動的に割り当てるかどうかを指定し
            ます。既定では、/autoProvision は true に設定され、コレクション内
            のチーム プロジェクトにホスト グループが自動的に割り当てられます。
            メモ: /autoProvision オプションは既存のチーム プロジェクトに影響
            します。
        /labEnvironmentPlacementPolicy:{Conservative|Aggressive}
            /Add または /Edit の場合は省略可能。新しい仮想ラボ環境が配置される
            ホスト グループ内の物理マシンが、Lab Management でどのように
            扱われるかを指定します。
            Conservative (既定値)。配置の決定時に、実行中でない仮想環境を
            考慮します。これには、"停止" 状態の環境の一部である仮想マシン
            もすべて含まれます。
            Aggressive。配置の決定時に、実行中でない仮想環境は考慮しません。
        /noPrompt
            /Add、/Edit、または /Delete の場合は省略可能。指定された場合、
            進行状況と結果データをコマンド ウィンドウに表示しません。
        /dnsSuffix:<ネットワークの分離の DNS サフィックス>
            /Add または /Edit の場合は省略可能。このホスト グループ内の仮想環境
            の分離ネットワークで、仮想マシンの名前を登録するために使用される 
            DNS サフィックスを指定します。DNS 階層でサフィックスが正しく構成
            されていることを確認するには、ネットワーク管理者に問い合わせて
            ください。

/dns
    /DNS オプションを使用すると、Team Foundation Server (TFS) で作成
    された DNS レコードを Lab Management で管理できます。ネットワーク
    分離環境が作成されるたびに、TFS は、環境内の各仮想マシンに対して一意の
    コンピューター名を生成します。その後、このコンピューター名は DNS に登録
    されます。これらのレコードの追加は自動的に行われます。これらのレコードを 
    /dns オプションで管理する必要があるのは、(i) TFS の実行に使用される
    サービス アカウントを変更する場合、または (ii) ある TFS サーバーから別の 
    TFS サーバーにプロジェクト コレクションを移動する場合だけです。
    コマンド ラインで、/dns オプションと一緒に /Add、/Delete、/List のいずれか
    のオプションを使用します。オプションによっては、追加のオプションを指定する
    必要があります。
        /Add
            DNS に新しいレコードを追加します。選択条件に一致するすべての
            仮想マシンのコンピューター名と IP アドレスが DNS に登録されます。
            選択条件の詳細については、下の選択オプションを参照してください。
            /Add オプションは、実行状態にある環境にのみ適用できます。
        /Delete
            DNS からレコードを削除します。選択条件に一致するすべての仮想
            マシンのコンピューター名と IP アドレスの登録が DNS から解除
            されます。選択条件の詳細については、下の選択オプションを参照
            してください。/Delete オプションは、DNS にレコードを作成した
            アカウント (たとえば、TFS の実行に使用されているサービス 
            アカウント) を使用して適用する必要があります。
        /List
            環境用に TFS で作成された、選択条件に一致する DNS レコードの
            一覧を表示します。選択条件の詳細については、
            下のオプションを参照してください。
        /noPrompt
            /Add、/Edit、または /Delete の場合は省略可能。指定された場合、
            進行状況と結果データをコマンド ウィンドウに表示しません。
            選択オプション。前に説明した各 /dns 操作では、次の 2 つの方法の
            いずれかによって、対象とする DNS エントリを指定できます。階層内の 
            1 つのオブジェクトの DNS エントリを指定するには、Lab Management 
            オブジェクト階層オプションを使用します。この方法を使用する場合は、
            親オブジェクトの完全な階層を指定する必要があります。個別の
            エントリの完全修飾ドメイン名と IP アドレスを指定するには、
            /name オプションおよび /ip オプションを使用します。選択条件を
            指定しない場合、オプションは、Team Foundation Server のすべての
            プロジェクト コレクションに属するすべてのネットワーク分離環境の
            すべての仮想マシンに適用されます。
        /collection:<チーム プロジェクト コレクション>
            /dns オプションが適用されるチーム プロジェクト コレクションを
            指定します。/teamProject オプションを指定しない場合、オプション
            は、チーム プロジェクト コレクションのすべてのネットワーク分離
            環境に適用されます。
        /teamProject:<チーム プロジェクト>
            /dns オプションが適用される、チーム プロジェクト コレクション
            内のチーム プロジェクトの名前を指定します。/labEnvironmentUri 
            オプションを指定しない場合、オプションは、指定されたチーム 
            プロジェクトのすべてのネットワーク分離環境に適用されます。
            /teamProject オプションは /collection オプションと一緒に指定
            する必要があります。
        /labEnvironmentUri:<ラボ環境の URI> 
            DNS オプションが適用されるチーム プロジェクトの環境の URI を指定
            します。/labEnvironmentUri オプションは、/collection オプション
            および /teamProject オプションと一緒に指定する必要があります。
            URI は、vstfs:///LabManagement/LabEnvironment/ の
            形式にします。ラボ環境 ID は、Microsoft Test Manager の
            環境ビューアーか、または SCVMM 管理コンソールで仮想マシンの 
            XML 説明から確認できます。
        /name:
            /dns オプションの対象とする完全修飾ドメイン名を指定します。
            /name オプションは、/ip オプションと一緒に指定する必要があります。
        /ip:
            /name オプションで指定したドメイン名に関連付けられた IP アドレス
            を指定します。/ip オプションは、/name オプションと一緒に指定する
            必要があります。

/delete
    指定されたチーム プロジェクト コレクションのすべてのラボ オブジェクトを
    削除します。/external オプションが指定された場合、/delete は System Center
    Virtual Machine Manager (VMM) からもオブジェクトを削除します。/delete 
    オプションは、/collection オプションと一緒に指定する必要があります。
        /collectionName:<チーム プロジェクト コレクション名>
            必須。アプリケーション層の Team Foundation Server にあるチーム 
            プロジェクト コレクションの名前を指定します。
        /external
            省略可能。指定された場合、VMM からオブジェクトを削除します。
        /noPrompt
            省略可能。指定された場合、進行状況と結果データをコマンド
            ウィンドウに表示しません。