このポリシーにより ハッシュ生成サービスが有効になり 共有フォルダーに格納されているデータのハッシュが生成されて BranchCache が有効になっているクライアント コンピューターにこれらのハッシュが提供されます ハッシュは ファイルの内容を一意に識別する ...

このポリシーにより、ハッシュ生成サービスが有効になり、共有フォルダーに格納されているデータのハッシュが生成されて、BranchCache が有効になっているクライアント コンピューターにこれらのハッシュが提供されます。ハッシュは、ファイルの内容を一意に識別する、数学的に派生させたファイルのデジタル指紋です。これらのデジタル指紋は非常に小さく、Windows は、ワイド エリア ネットワーク (WAN) の帯域幅を大量に消費することなくファイルを比較できます。

支社のクライアント コンピューターは、次のすべての条件を満たしている場合に WAN リンクを介してファイルのハッシュを取得できます。      
1) ユーザーがファイルにアクセスするためのアクセス許可を持っている。
2) クライアント コンピューターで BranchCache が有効になっている。
3) クライアント コンピューターがアクセスしている共有フォルダーで、ハッシュの発行が許可されている。 

ハッシュを取得すると、クライアント コンピューターは、支社の別のコンピューターのキャッシュにある同一バージョンのファイルを検索できるようになります。支社で同一バージョンのファイルが見つかると、クライアント コンピューターは WAN リンクを介してそのファイルをダウンロードするのではなく、ローカルにキャッシュされたコピーをダウンロードします。 

このポリシーを "ハッシュの発行を BranchCache が有効になっている共有フォルダーにのみ許可する" (値 = 0) に構成すると、BranchCache が有効になっている共有フォルダーでのみハッシュが生成されます。これらの共有フォルダーのハッシュが生成されるのは、次のいずれかのイベントが発生した場合です。
1) BranchCache サポートを有効にしたクライアントによって、BranchCache が有効になっている共有フォルダーのファイルがアクセスされた場合。
2) 管理者がコマンド ライン ツールの Hashgen を使用して、手動でハッシュを生成した場合。
 
このポリシーを "ハッシュの発行をすべての共有フォルダーで許可しない" (値 = 1) に構成すると、このポリシーが適用されたコンピューターでハッシュが生成または提供されることはありません。
 
このポリシーを "ハッシュの発行をすべての共有フォルダーで許可する" (値 = 2) に構成すると、次のいずれかのイベントが発生した場合に、サーバー上のすべての共有フォルダーでハッシュが生成されます。 
1) BranchCache サポートを有効にしたクライアントによって、サーバー上の共有フォルダーのファイルがアクセスされた場合。
2) 管理者がコマンド ライン ツールの Hashgen を使用して、手動でハッシュを生成した場合。